イベントレポート

商品お申し出品の異物をはかる[外観観察]

2018.05.10
たべるをはかる

「異物が入っていた」、「変なにおいや味がする」など商品に関するお申し出は、2017年度は約4,170件、商品検査センターに寄せられました。
そのうち、異物や汚れの付着がもっとも多く全体の37%でした。
異物には、髪の毛や虫、プラスチック類、金属類などさまざまなものがあります。まず『異物が何であるか』を調べることで、お申し出対応をどのように実施すべきかの道筋を立てることができます。
異物の検査では、まず、外観観察を行います。外観観察はきわめて重要な作業で、肉眼での観察のあと、顕微鏡で拡大して観察します。商品検査センターでは、20倍~2000倍に拡大して観察することができるマイクロスコープ(デジタル顕微鏡)を使用しています。
「虫の脚ではないか」とのお申し出の異物が植物の繊維であったり、「髪の毛ではないか」とのお申し出の異物が野菜の繊維であったりと、拡大観察することでわかることがたくさんあります。(NAKAriver)